レジェ展開催

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 この写真は五月中旬の県立美術館の前庭です。
 人がいないのは、次回展の準備のために休館中だからです。

 でも、時折近隣の方がお散歩で、多くは犬を連れて訪れていらっしゃいます。
 こんな広くて美しい庭なら、ワンちゃんたちもうれしいでしょうね。

 私事で恐縮ですが、うちには14歳のサッカー少年がいます。
 この芝生を見たあと、ここでリフティングなどをするのはさぞ気持ちよかろうと、つい美術館の方に伺ってしまいました。
 「ここでサッカーをしてもよろしいのでしょうか?」

 なんと答えは「OK」でした!

 でもこう続けられました。「あのオブジェをサッカーの的にされるのは困るんですが。」

 そのオブジェとは、左奥に見えるアレです。

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 その足元にはサッカーボールがぶつけられた跡がたくさん残っているそうです。
 サッカー少年の皆さん、これは芸術作品なので、的にするのはやめてくださいね。

 そして、このオブジェは次回展「レジェ『サーカス』展」のフェルナン・レジェの作品なのです。

 フェルナン・レジェ(1881-1955)はピカソとともに活躍したフランスの画家です。
 次回展では版画集『サーカス(Cirque)』全64点を展示し、ユーモラスで楽しいレジェの世界がご紹介されます。
 会期は5月30日(土)~6月28日(日)です。
 今回は常設展料金(大人260円、高校生以下無料)で鑑賞できます。
 会期途中で作品の入れ替えがありますので、お散歩がてら美術館にいらして、ぜひ二回入場されて全作品をご覧ください。

詳しくは美術館HPで。

 また、研究会ではレジェ展にちなんだイベントも企画しております。
 決定次第、お知らせいたします。

  
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by smcf | 2009-05-28 23:08 | レジェ展

ワイエス展に寄せて

創作の動的過程(ダイナミズム)に立ち会う ―― 「アンドリュー・ワイエス」展に寄せて

 文学研究の対象として近年草稿(下書き)が重要視されている。決定稿には現れなかった創作意図を草稿に探るのである。私たちは作家の思いの多くをそこに見ることができる。着想、思索、逡巡(しゅんじゅん)、決断…。削除や書き込みの一つ一つが、創作への真摯さの表れである。  
 
 フランスの小説家マルセル・プルースト研究では草稿は必須資料ともいえ、研究の末席に座る私もしばしば草稿にあたる。パリの国立図書館でしか草稿を見ることができなかった時代には、そこに行くことが研究者の最良の仕事であり、それは一種特権的な場であった。草稿の閲覧が容易になった今も、私はその貴重さを感じざるを得ない。そこには感謝の念とともに、作家への申し訳なさもある。創作過程を見ることは日記を盗み読むようなこと、研究目的とはいえ失礼極まりない行為ではないか、と複雑な思いに駆られるからだ。
 
 前置きが長くなったが、絵画には門外漢の私が今回のワイエス展に大きな驚きと感動を覚えたのは、こうした事情による。つまり、草稿にあたる習作から、決定稿=完成作品への「道程」が、いわば曝け(さらけ)出されているからだ。
 
 着想の具体化や画面構成、細部の正確な描写などが習作の目的だろう。しかしワイエスにおいては、習作は本質だけを残して最終画面に向けて吸収されていくかのようだ。何を如何(いか)に描くかの取捨選択の動的過程(ダイナミズム)を目の当たりにした後で出会う完成作品は、すでにただ一枚の絵ではない。それは描くべき対象の在り方を求める作者の使命にも似た思いの総体である。静かな日常のかけがえのない一瞬と普遍は、そうして画布に残されたのだ。

 もちろん難しく考えることはない。透明で清涼な画面に、一服の安らぎを覚えるもよい。桶(おけ)一杯のブルーベリーに、素朴ながら心豊かな生活を夢見るもよい。寂寞(せきばく)とした冬空や静かに憩う親しい人の姿に、郷愁の念をかきたてられるもよい。単純に見た者に深い感動を与える力をワイエスの作品は持っているのだから。

 しかし、やはりこの展覧会は、画家の創作過程に立ち会える希少な機会なのだ。人間の強さと儚さ(はかなさ)、見慣れた日常の美しさを切り取ったワイエスの世界をさらに深く知りうる、特権的な場と時間を味わおうではないか。



※ この記事は、研究会のメンバーが福島民報に寄稿し、五月四日版に掲載されたものです。
  筆者によるルビなど修正の上、ここに転載・再掲いたします。

福島県立美術館のアンドリュー・ワイエス展は、
今月10日まで開催しています。
今年1月のワイエスの逝去により今後こうした展覧会が開かれるかは未定です。
ぜひお見逃しなきようお出かけください。
美術館HP


 
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by smcf | 2009-05-06 15:10 | ワイエス展 

Daily Flowers COCORO

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早稲町にある小さなお花屋さん、COCORO(ココロ)。

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こちらにも、ワイエス展のポップを置かせていただいています。
どうもありがとうございます。

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店内は、さわやかな季節を感じる花々でいっぱい!
ブーケやアレンジメントも、
ナチュラル感のなかに、
差し色が効いた
cocoro独特のテイストが人気です。

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せっかくなので、
ブルーベリーをイメージするような
ブーケを作っていただきました。
季節的にブルーベリーの実がついた枝は、
もちろんありませんが、その代わりとして、
グリーンの中に、クレマチスの濃い紫が、
そこはかとなくブルーベリー・テイストです♪

まったく同じ内容の花束が入手できるとは限りませんが、
ワイエス展をご覧になった方、
ブルーベリー・テイストの花束を、
おうちに飾ってみてはいかがですか?


******************************
福島県福島市早稲町5-11 
TEL・FAX 024-573-2033
営業時間 am11:30~pm7:00
日曜休
最新情報はブログで
******************************

福島県立美術館のアンドリュー・ワイエス展は、
今月10日まで開催しています。
連休中、ぜひ足を運んでみてくださいね。
美術館HP
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by smcf | 2009-05-05 03:38 | ワイエス展 

cache cache

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文化通りを入ってまもなくのところにある、
カフェ、cache cache(カシュカシュ)。
こちらでも、ワイエスの《パイ用のブルーベリー》の
PRポップを置かせていただいています。
どうもありがとうございます。

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スイーツも美味しいのですが、
ここではランチをご紹介。
クリームパスタのランチと、
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キッシュのランチです。
どちらもポタージュ付きで、
とても美味しくいただきました。
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冷たいハーブーティーと♪

その名の通り、人知れず一人で訪れてみたい、
穴場的カフェ。
まるで、居心地のよい
知人の居間のようなスペースで、
ゆったりとくつろいでくださいね。

**********************
福島市置賜町8-41
024-563-7360
営業時間 11:00-21:00
水曜休
**********************

福島県立美術館のアンドリュー・ワイエス展は、
今月10日まで開催しています。
連休中、ぜひ足を運んでみてくださいね。
美術館HP
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by smcf | 2009-05-05 02:59 | ワイエス展 

Drops

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福島県立美術館のアンドリュー・ワイエス展は、
今月10日まで開催しています。
連休中、ぜひ足を運んでみてくださいね。

さて、こちらは、県立美術館ご近所の
雑貨屋さんに置いていただいている
ワイエスの《三日月》のポップです。
前景の納屋から、後景の空へと続く構図。
そこに白くて小さな三日月が浮かんでいます。

画面全体の構図もさることながら、
注目していただきたいのは、
納屋の屋根からぶらさがったいくつもの古びたかご。
精緻な線で描きこまれていて、
まるで手にとってかごの感触を
実感できるのではないかと
錯覚するほどの写実性があります。
ちょっとクローズアップ。
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こんなかごや、、、
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あんなかごなど、
蚤の市で売られていそうな、
アンティーク感たっぷりのかごたち。
いい感じじゃないでしょうか?

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さて、かごつながりで訪れたのは、
美術館からも徒歩圏内の雑貨屋さんDrops(ドロップス)。
輸入物やアンティーク、ポップでキッチュな雑貨まで、
さまざまなモノが売られているお店です。
こちらにもワイエス展のPRで、
《三日月》のポップを置かせていただきました。
どうもありがとうございます!

そしてこちらにもワイエスの作品を彷彿とさせるような、
かごがたくさんありました。

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個人的に一番気に入ったのがこちら(右の方)。ほしい~。
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ふた付きのタイプは、ピクニック向きかな。
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スタッフの方が「この絵のかごに一番似ているのはこちらです」と、
紹介してくださいました。たしかに!
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バッグとしての実用性もあるソフトタイプのかごも充実。

ワイエスの《三日月》をご覧になった後は、
ぜひ本物のかごを探しにお店を訪ねてみてくださいね。

**************************
福島県福島市宮下町1-20 
TEL・FAX 024-533-2928
火曜休
営業時間はHPで確認してください
http://www.drops.cc/
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by smcf | 2009-05-05 02:31 | ワイエス展 

 遠くの山には残雪、そして青い空と新緑

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 五月晴れの昨日、5月1日、福島県立美術館の「アンドリュー・ワイエス 創造の道程」展にちなんだ催し、ブルーベリー・ディを開催しました。

 朝8:30からスタッフの準備が始まりました。

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 驚いたことは、スタッフより先に、ブルーベリーの苗木プレゼントのために開館を待っていらした方があったこと。
 ありがとうございました。

 スタッフはまずそのプレゼントの苗木をラッピング。
 苗木のプレゼント引換は11:00前に定員50名に達しました。

 テーブルの上には、空カフェさんのジャム

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 アトリエモンソーさんのカルトナージュ小物

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アトリエドゥナナさんのコサージュなどが並べられました。

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 空カフェさんからは苗木50鉢のご寄付だけでなく、1鉢破格の500円でご提供いただきました。
 ありがとうございました。

 どの販売物も好評でした。
 お買い上げいただいた方、ありがとうございました。
 
 空カフェさんのジャムはbijiさんで常時購入できます。
 お買いあげでファンになった方、この日買えなかった方、biji さんでどうぞ。

 ところでこの日、美術館は紫や紺の服を身につけた方が多く見られました。
 入館者の三分の一ほどが、「ブルーベリー色の服を身につけていたら入館料割引」を知っていらして利用されたとのことです。
 見に行く作品とコーディネイトした服装で美術館に出掛ける・・・おしゃれで楽しい企画を皆さんと楽しむことができました。
 
 今回、研究会が美術館に協力する形での企画が無事終えられたことに感謝いたします。
 入館の方々が楽しんでいただけたのなら何よりです。
 そして、近隣にお住まいの方々と触れ合うことができたことも、有意義で幸せなことでした。
 ご来館の方々、ありがとうございました。
 空カフェさんはじめ、ポップをおいてくださった市内のお店の皆様、ご協力ありがとうございました。


 今年は県立美術館25周年です。
 それをもりたてるためにも、今後もこうした企画が続けられればよいと考えています。
 まちづくりを通して美術館を身近に楽しむ場所として皆さんにより一層親しんでいただけるよう、活動を続けたいと思います。
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by smcf | 2009-05-02 22:08 | ワイエス展 

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たくさんの方にご来館いただき、ありがとうございます。苗のプレゼントは終了しましたが、ブルーベリージャムや小物の販売は引き続き行っております。ぜひワイエス展とあわせてテントの方もご覧くださいね!
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by smcf | 2009-05-01 11:44 | ワイエス展 

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いいお天気で、美術館の前庭もさわやかな風が吹いています♪ブルーベリー苗のプレゼントは先着50名ですよ。どうぞお越しくださいね
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by smcf | 2009-05-01 10:49 | ワイエス展 

「美術館とまちづくり」研究会が、福島県立美術館の楽しみ方や文化的生活の提案などをお届けするブログです
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